「Less but Better」北欧チェアーとスタビリティチェアーの紹介
「Less but Better」より少なく、しかしより良く
ディーター・ラムス
(1932,5,20)ドイツ出身のヴィースバーデン出身のインダストリアルデザイナーの言葉です。
インダストリアルデザインとは、1920年代から現れ始めたデザインと言われているようです。工業の〜や産業の〜の意味合いのある語で、利便性の高さと見た目の美しさを掲げてデザインされた工業製品を指していると言われています。この中でも、「機能主義派」の人であったようです。
2〜3年前に、北欧家具屋さんでこの「Less but Better」の文字の入ったポスターを見ました。
いい言葉だなと思いました。僕もそんな価値観が多少あるので、いつも心のどこかにありますし、ピラティスの指導内容や方法にもこのような価値観が影響しているんじゃないかなと思います。
言葉数を少なくしたり、種目を少なくすることではなくて、たくさんのレパートリーから、その人に必要な種目を抽出してピンポイントで行っていただくニュアンスです。
これまで、下積みしてきた知識や知恵を(これからも)、まとめてトップダウンの形でお客様にお届けして成果をあげる作業を楽しく感じています。
ピラティスという種目はピンポイントですが、対象はリハビリ後から不調の改善・筋力強化・姿勢改善・体のラインの矯正まで広くに渡ります。スタジオを選んでくださる多くの方へピラティスをお届けしたいです。
さて、許可をもらって写真を撮影させていただきました。北欧家具屋さんで椅子(チェアー)を一つだけ買いました。
北欧へ買い付けに行って、修理して、手間がかかりそうなイメージがする北欧家具。いろいろなスタイルのお店がありますが、今お気に入りはここのお店です。
ピカピカじゃないけど、深みがある感じがして好きです。馴染む感じです。
そんな日頃の”感じ”を参考に、指導の声かけ・内容のリズム・バランス・タイミングをより良くできればいいなと思います。そんなところへの探求意欲を持ちながら研鑽しています。
スタビリティーチェアー
椅子つながりで、ピラティスの機器の一つにもチェアーがあります。座面・足を乗せるところ・バンドルで組み上がっています。
横から見ると、こんな感じです。
例えば、座面に座って足をスプリングの付いている黒いところ(ペダル)に置きます。そして足を踏み込んで上下させたりします。(フットワーク)
機器の良いところは、「支点形成」に役立つところがあると思います。足の動きは、スクワットなどでも行いますが、より正確に行いたい時にチェアーを使ったりします。
まず、座面に座って安定してることで脚の動きに意識が向きやすくなります。また、足をペダルに乗せれることで足関節の意識もしやすくなります。
そして、動きの「軌道」は機器によって調整されているので正確に動きに取り組めるということです。この理由で、機器は運動が久しぶりな方・筋力が少ない方へ向けても優れた効果を発揮します。
奥にはスプリングが4本止まっていて、本数によって「負荷」を調整していきます。この負荷も、筋力に合わせて調節していけます。
上を見ると、ハンドルがあります。シートの上に立ちハンドルを握って宙に浮かぶなんてことも、ゆくゆくは行っていくことがあるかもしれません。
椅子つながりでピラティス機器「チェアー」のご紹介でした。
段階を追って、良くなっていく楽しさを感じていただけるところが、ピラティスの楽しみの一つだとお客様の感想を通じて気づきました。
ピラティスで、不調の改善・筋力強化・姿勢改善・体のラインの矯正などを行いたい方のお越しをお待ちしております。もう12月ですね。