Pilatesは「動きの学習」である。臨床スポーツ医学 Vol.33,No8(2016-8)

おはようございます。今日は晴れましたね、昨日より風がなくて気持ちがいいです。

さて、ピラティスとはなんだろう。なんとなく良さそうと思ってはじめてくださって、実際にやってみたら自分に大切なものになってくださっているお客様が多いように思います。

今日は、ピラティスはなんでいいんだろう。ということをピラティスの雑誌にわかりやすく書いてありましたのでお伝えさせていただきます^ ^ピラティスをお勉強されている方は、購入して読んでみると良いと思います。

以下には、部分ずつ引用をさせていただき、コメントを付け加えたものを記載させていただいております。

Pilatesは「動きの学習」である。

逢坂智：動きの学習としてのピラティス.臨床スポーツ医学 Vol.33,No8(2016-8)

Pilatesは「動きの学習」である。Pilatesの創始者 Joseph Pilatesは自身の一連のエクササイズ哲学を「コントロロジー（コントロール学）」と称し、全身をコントロールして動かすことが大切であると説いた。

人の動きは、単純な関節の動きや基本動作（寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行）を基礎とし、日常生活活動や健康増進、趣味的活動や競技運動が精度や強度により築きあげられている。その中でも最も高精度、高強度、高効率な動きを要求されるのが競技運動である。動きの基礎の部分である「人の基本的な動き」が正しくできなければ、日常生活活動や健康増進レベルの動きだけではなく、精度や強度の高さを要求されるアスリートの動きを実践することは困難である。正しい動きとは、解剖学的、運動学的に筋骨格のアライメントが正しい位置にあり、主動作筋、協働筋、拮抗筋が本来の役割として関節運動に貢献することである。

コメント

日常生活活動とは、食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴などといった日常生活で必要な活動のことです。日常生活活動で何かしらの問題がある方は、一歩手前の基本動作が上手く出来ていない可能性があって、さらに見ると関節が動かないところがあったり、筋肉は上手に使えていないことが原因にあったりすることがわかります。

ある動きを行うときに、一番働いて欲しい筋肉（主動作筋）と助けるように働いて欲しい筋肉（協働筋）、働きすぎを抑える筋肉（拮抗筋）があります。正しい動きとは、綺麗な姿勢から生み出される動きであってそれらの筋肉が、しっかり働けている状態のことを指すと書いてあります。

コリやハリがあるという方は、一番使えていて欲しい筋肉が休んでいて、補助するためにある筋肉が頑張りすぎて働きすぎによって症状が出ている方も少なくありません。

Pilatesは、姿勢を安定させて四肢の正しい使い方を練習し、意識してもできなかった身体の使い方を、意識しなくてもできるようにしていく。

動きを構成する2つの側面

人の動きには姿勢と運動の2つの側面がある。1コマ1コマは姿勢であるが、それを連続して流すと動きに変わるように、運動は姿勢の連続と考えることができる。そのために人の動きを理解するには動き方だけではなく、姿勢の保持についても考えなければならない。動き方を「運動制御」、姿勢の保持の仕方を「姿勢制御」と呼ぶ。

コメント

良い姿勢から繰り出される動きが良い動きになりやすいと思います。

誤った姿勢だとその姿勢を保つための筋肉が誤った状態で意識されて、いざ動き出したときには働くべき筋肉が働かずに自分のクセで動いてしまったりすることがたくさんあります。

そうすることで、安定性に欠ける動きになってしまいやすくなります。そうなると、その身体を安定させるために不必要な筋肉が働かなくてはいけなくなるので身体にコリやハリが出てきやすいです。その原因の一つに「姿勢を保つための筋肉が誤っている」「動きを作るための筋肉が誤っている」ということがあります。

そういうことは、人それぞれ大小なりともありますので、ピラティスを通して「こうすればいいのか」「ここを使えばこう動けるんだ」などの発見をしていくことが楽しいので是非味わっていただきたいです。姿勢と動き方は治すことができると書いてあります。

エアーのコンセプトも「呼吸」「姿勢」「動き方」です。この3つに焦点を当てて身体を最適にできることを目標にお客様とピラティスを楽しんでいます。

pilatesでは何が行えるのか

アスリートは基礎トレーニングとして、筋力をつけるには筋力トレーニングをスピードをつけるにはスピードトレーニングを、持久力をつけるには持久力トレーニングを行うように、動きをトレーニングするためには、動きのトレーニングをする必要がある。Pilatesは体幹のアライメントと体幹・四肢の動きのコントロールに特に焦点を当てらエクササイズであり、「人の基本的な動き」の学習が可能なトレーニングである。

コメント

アライメントとは「配列や配置」といった意味合いです。競技者のみならず、「人の基本的な動き」としてどなたにでもピラティスは有効的です。姿勢の取り方や動き方を最適に近づけていくことができます。そしてエアーでは、良くなった結果だけではなくて良くなるまでの過程も楽しめるようにレッスンファインダーといってお客様のファイルをお渡ししています。

ご自分の姿勢や動き方にご興味のある方は、ピラティスをしてみませんか。スタジオでお待ちいたしております^ ^