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2017-12-09

産後の腰痛の方へ〜ピラティスでどのように腰を丈夫にしていくか〜

めっきり寒くなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

年末にかけて、お時間を作ってレッスンへお越しいただきましてありがとうございます。

さて、産後に腰が痛い方はいらっしゃいますでしょうか。お一方、そのような方をお迎えして改善に努めております。

姿勢の特徴、背骨の柔軟性、動きのクセから直すと良いところを限定し、なるべく理解していただきながらレッスンを進めていっています。

ピラティスではどのように整えていくの

まず、印象としてどのようにお見えになりますでしょうか。

  1. 腰が反っている

という風に、僕は見えます。お子様を前に抱いていらっしゃるため、上体を後ろへ倒すことによって安定を取っているような姿勢です。

  1. 胸の背骨を反る幅が小さくなっていること
  2. 下腹の筋肉が弱くなって骨盤が前へ移動すること

によっても腰が反っています。

ピラティスの始めは、基本的に体の中心に近い筋肉から使えるように練習していきます(異なるときもあります)。まず、下腹を使えるようにしていきます。

その次に、体の中心から少し遠い胸の筋肉を使えるようにしていきます。胸の筋肉を練習するためには、ピラティス特有の小さなテクニックを使って胸を反ることを行っていきます。

そして、腕の筋肉を強化することによって、上体を後ろへ倒さなくても抱っこ出来るようにしていきます。

腰のために、このような順番で練習していくと、上手に「体の安定する力」と「動く力」のバランスを整えていくことができます。

より良くするためには

上体は後ろへ倒れているので、今の状態では足裏の体重は斜め前に向けて立っている姿勢です。

より良くしていくためには、上体や足裏の体重のような前後の力をなるべく控えて、「足裏で床を真下に踏む」ことを意識しながらレッスンに取り組むと良いです。

立ち姿勢のときには、よく意識できてもスクワットなど動きが加わると足の裏の体重はあちこちに行きやすいです。レッスンの中では、意識して足裏の体重のかけ方の修正も行います。

レッスンで意識をすると、日常生活でも意識できるところを自分でわかるようになります。お客様からも、「自分の体の動きの良し悪しが分かるようになってきた」とお声を頂いたことがあります。

ご自身で修正の感覚がつかめれば、バランスなど整えることができるので便利ではないでしょうか。

修正したときの感覚は、お客様それぞれのものですので、自分の感覚だと「こんな感じ」を受け取っていただければ嬉しいです。

機器の反発力や小道具の反発力をコントロールするときの感覚を受け取って日常生活にも活かしてみてくださいませ。

腰のお悩みがある方へ

お伝えした内容のように、腰が痛いときには、腰を挟んでいる「胸の背骨」や「股の動き」が小さくなっていることが殆どです。ピラティスで体を順序良く練習していくと腰の痛みも良くなってきますよ。

そればかりか、腰が良くなる頃には胸も反りやすく・股の動きもスムーズになっていると思います。

体のバランスを良くして、筋力を回復させたい方は体験レッスンでピラティスを受けてみてください。「そういうことか」と分かって、体の動きに取り組む楽しさを感じていただけると思います。

今年もあと少しですね。風邪などひかぬようにお過ごしくださいませ。

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