メタボリックシンドロームの原因と対策
みなさん、こんばんは。
プライベートスタジオエアー
ピラティスインストラクター日高 優人です。
今日のお客様は、身体が硬いと気にされていました。1時間のレッスン後には床に手が付く程度まで柔軟性が上がり喜んでくださいました。筋肉によって関節が動くので、筋力が低下すると関節も硬くなるのは当然です。ゆっくりで良いので筋力をつけていくことで身体の柔軟性は改善してきます。
メタボの原因と対策について
メタボリックシンドロームについて説明の記事をいくつか書きました。
メタボリックシンドロームになる方は、早ければ20歳後半からなります。脳卒中や心筋梗塞などを発症するのは50歳以降のことが多いですが、早めに対策をしておかないと現在のライフスタイルを変えていくことは年々難しくなってきます。
そこで、今日はメタボの原因と対策について動脈硬化をキーワードに書いていきます。
メタボの原因〜動脈硬化〜
メタボリックシンドロームになると、たまった内臓脂肪から脂質がたくさん放出されます。その結果、中性脂肪の増加や善玉のHDLコレステロールの減少をまねき、動脈硬化が進行します。
内臓脂肪とは
私たちが余分に栄養をとったとき、余ったエネルギーは脂肪に作り替えられます。脂肪はまず肝臓や腸管膜に蓄えられ、次に皮下脂肪に蓄えられます。腸管膜というのは、小腸や大腸を支えている膜で、ここにたまる脂肪を内臓脂肪といいます。
内臓脂肪は皮下脂肪にくらべ合成と分解がさかんで、栄養の余分があれば脂肪を合成してここに蓄え、不足すると分解して取り出して使用します。皮下脂肪が定期預金とするならば、内臓脂肪は財布がわりの普通預金のようなものであると言えます。
なぜ動脈硬化が進行するのか
このように内臓脂肪は出し入れが盛んですから、増えるとすぐに血液中に放出され、血液中の脂質が増加します。その結果として中性脂肪が増え、逆に善玉のHDLコレステロールが減少してしまうのです。この状態が脂質異常症(高脂血症)で、動脈硬化を進める重要な原因になります。
動脈硬化になると
血管の弾性が低下するため、血管が傷つきやすくなります。ときには、裂けたり破裂してしまうことで脳卒中につながります。
また、高脂血症によって血管中にできた脂の塊がこびりついていきます。血圧上昇などが原因でその塊が剥がれて心臓近くの小さな血管を詰まらせることで心筋梗塞を招いてしまう恐れもあります。
メタボの対策はいつからすればいいのか
兵庫県尼崎市の市職員の報告などで示されている情報によれば54歳で脳梗塞を発症したAさんは、30代から肥満があり、42歳で高トリグリセリド(中性脂肪)を指摘され、44歳で高血圧、低HDLコレステロールなどのリスクの重なりが認められました。
30代から対策を始めた方が良い
50歳代で脳梗塞や心筋梗塞を発症した方も30代から肥満の兆候が見られている方が多いです。
メタボの対策は30代からしていて損はないと思います。
以前も書いたように、メタボの運動療法としては有酸素運動としてウォーキングなどが推奨されます。
また、スローフィットネスとしてヨガやピラティスがオススメです。
なぜかというと、自分の身体に目を向けることができる呼吸を意識しながら筋肉を使っていくからです。自分のためと思っていても楽しくなければ続かないことが殆どです。
自分の身体の変化を実感しながら、ずっと長く続けていくことのできるトレーニングがヨガとピラティスです。
まず手軽にウォーキングから始めてみてください。
慣れてくると、身体の左右のバランスや身体のねじれが気になってくるはずです。「どうせ、運動をするなら効果が見えて安全なものをしたい」という方は、下の体験レッスンフォームを送信してレッスンを受けてみてください。
自分の身体に自信が蘇ってきますよ 🙂
参考引用
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-02-001.html